04年4月22日 佐渡市相川北川内 日下政夫さんを訪ねる




  

旧相川町市街から車で20分。北川内の集落を訪ねました。


日下政夫さん(83歳)製作された神棚の前にて。


■佐渡市相川北川内に
お住まいの日下(くさか)政夫さん
を訪ねました。
日下さんは長年、大工として佐渡各地でお仕事をされています。若い頃は仙台、東京などへも行かれた経験がおありです。
十数年前にお仕事を辞めて、現在は日々ご自宅の工房で「神棚」の製作に打ち込んでいます。

(写真をクリックするとされます)



日下さん作の神棚。神棚のスケール
を超えています。さながら山門。






大工の仕事を辞めてから約15年、作り続けた神棚は50以上です。





■「お陰様でメガネの世話にならなくても細工ができます。」とのこと。現在83歳。
「宮大工をやっていたわけではない。建具も専門ではない。基本的には家大工。体も丈夫だからまだ大工仕事は当然できるけれど、こっちの方が楽しくてね。住宅の仕事に呼ばれても断ってるんですよ。」

■「材料はベイヒ。ケヤキでも作る。堅木だと時間がかかるけれど、仕上がりがまた良い」「最初は簡単な形だったけれど、そのうち面白くなってきて・・・。反り上がり・組み物の細かい細工にコダワリ始めた。」製作日数は平均すると7〜8ヶ月。 簡単な形のモノは4〜5ヶ月くらいで作れるとのこと。




当然、日下家の神棚は日下さんの製作したものです。総ケヤキ造り。


神棚だけでは満足せず作ってしまいました。福井県の丸岡城の天守閣を手本にしたそうです。

エネルギッシュな人柄。それでいてコツコツとつくり続けている日下さん

注文があれば作ります!とのこと。

日下政夫
TEL:0259-77-2264

 

佐渡支局トップへ⇒