佐渡の歴史・文化・風土を考える「第3回佐渡職人塾」を開催しました!

国際技能振興財団佐渡支局では2003年10月18日〜21日の4日間、佐渡島・佐和田町にて、二宮神社能舞台の修理を中心とした伝統木造技能講習会『佐渡職人塾』を開催しました。これまでの佐渡職人塾のテーマであった『文化財建造物をどのように修理・保存するか』ということはもちろんのこと、修理した能舞台で薪能鑑賞会を行い、『文化財建造物の活用』ということについても考える企画としました。

受講生は総勢23名、栃木県の茅葺職人の方々の参加、多くの熱意ある建築系学生、佐渡島内の職人さんの参加をいただき、秋晴れに恵まれ、無事日程を終了することができました。


内容
10月18日(土)[ 第1日目へ ]
『文化財建造物の保存と活用』をテーマとしたシンポジウムが行われました!
パネリスト
内田祥哉(東京大学名誉教授)
増田千次郎(日本建築セミナー事務局長)
竹内俊道(十日町市博物館副館長)
藤澤好一(芝浦工業大学教授)  
                                    
                                      
10月19日(日)〜20日(月)[ 第2日目へ][ 第3日目へ]
二宮神社能舞台の修理工事が行われました!
技術指導
川上光太郎(大工 川上工務店)
中川若松(茅葺職人 県保存技術保持者)



10月21日(火)18:00より[ 第4日目へ]
長い間使われていなかった二宮神社能舞台にて薪能が行われました!

能 「猩々」
シテ 祝 忠生
ワキ 本間正吉
後見 本間重夫



10月22日(水)[第5日目へ]
佐渡島内の古建築を見学しました。
                                      

佐渡職人塾・二宮神社薪能の開催に協力して下さった、新潟県建設業協会佐渡支部の皆様、佐和田町役場の皆様、二宮神社関係者、氏子の皆様、地元能楽団体の皆様、ありがとうございました。