3月21日(木)春分の日
   
【 開 塾 式 】
午後1時から、畑野町の宿泊施設「こがね荘」で行われました。
内田塾長の挨拶


最初に主催者を代表して内田塾長の挨拶がありました。
「新生KGSが(1)ものづくり人材の育成、(2)伝統技能の継承、(3)中小企業の活性化等を通じて、地域振興に貢献できればとの思いから、今回の佐渡職人塾を新潟県建設業協会佐渡地域活性化委員会の方々と共催する。」主旨が述べられました。
佐渡市町村会 副会長 斎藤和夫氏挨拶


地元からのたくさんのご来賓があり、佐渡市町村会副会長の斎藤和夫氏が代表して挨拶をされました。
「佐渡には京文化を受け継いできた伝統があり、多数の神社・仏閣が存在する。このような先人からの文化を継承していくためにも、文化財を修復できる職人の養成が重要である。」
※写真をクリックすると大きな写真が見られます。
その後、佐渡職人塾の実質的な指導主任の増田千次郎氏から、日程説明と講師の方々の紹介があり、伊原恵司氏の閉会の辞で、開塾式は終了しました。
   
【 実習建物見学 】
1845年に建立された加茂神社能楽堂


小雨降る中、みんな大急ぎで、開塾式会場から500メートル離れた実習建物である加茂神社能楽堂へ行き、どんなところか一望しました。
京都の加茂神社をモデルとして創建された加茂神社


加茂神社は1381年に、京都の加茂神社をモデルとして創建されたと言われます。小高い丘の上にあり、能舞台の他に、本殿、拝殿、金立神社、精進屋、神輿倉、菅原道真を祀ってある祠があります。
京都の加茂神社をモデルとして創建された加茂神社。
京都の加茂神社をモデルとして創建された加茂神社。
【 修復に関する講義  】
見学の後、「こがね荘」に戻り、午後2時から午後5時まで、
文化財の修復に関して2つの講義がありました。
「修復概論と修復技術」伊原恵司氏


伊原氏は長年、文化庁文化財調査官として全国多数の文化財修復を担当されて、その豊富な経験と博識ぶりを今回の講義でも受講生たちに伝えられました。

最初に「建物の保存方法には、格納保存、形式保存、修復保存があり、修理方法も部分修理、屋根替え修理、解体修理(半解体修理)に分けられる。」との説明があり、次に「修理の手順として(1)保存のための修理、(2)事前の調査、(3)修理工事、(4)繕いと部材交換」それぞれについての解説があり、その次に「復原修理と現状修理」というテーマでわが国の文化財保存―建造物修理の歴史を時代区分され、最後に「文化財修理における棟梁の役割」について述べられました。
「文化財修復の実際」増田千次郎氏


増田氏は日本建築セミナー事務局長として、日本国内の文化財はもとより、ベトナムを中心とした諸外国の木造文化財建築の修復にも、積極的に取り組まれ、今回の講義では、文化財修復の実際を多数のスライドを使いながら、生き生きとした実例で示されました。
とくにベトナムでの文化財修復の体験は、受講生たちも目を輝かせて聞いていました。
【 懇 親 会  】
講義も終わり、休憩の後、夕方6時半から今回の参加者同士、
また地元の方々との交流を深めるため懇親会が開かれました。
21世紀の佐渡躍進を図る会 会長 渡辺庚二氏挨拶


地元の方々を代表して、21世紀の佐渡躍進を図る会 会長の渡辺庚二氏が最初に挨拶をされました。
「佐渡は流人の島としてのイメージが強いが、実は非常に豊かな伝統文化が蓄積された島で、そういう背景からも文化財修復職人の技能向上の場にふさわしい。」と挨拶される渡辺庚二氏
内田塾長の乾杯の音頭で、乾杯をし、酒をくみかわしながら、話に花が咲き、楽しい一時を過ごしました。
こうしてプログラム盛りだくさんの第1日目は終わりました。
はじめに
3月21日(木)春分の日
第2日目