3月25日(月)
   
【 紙細工による木の組み立て感覚取得実習 】
木の組み立て感覚を取得する授業


午前9時から2時間、増田氏、杉山氏、金子氏の3名の講師により、紙模型を各受講生が組み立てていく作業を通じて、木の組み立て感覚を取得する授業が、室内で行われました。
 
紙細工をする生徒たち
 
【 閉 塾 式 】
佐渡職人塾の締めくくりである閉塾式が、午前11時45分から行われました。
佐渡職人塾の成果報告・全体の講評


最初に講師の増田千次郎氏より、5日間に及んだ佐渡職人塾の成果報告・全体の講評がありました。
「実習で製作した金輪継は、一般住宅建築では使われないが、文化財の修築では補強の部材としてよく使われる。その意味で、受講生の方々には参考になったのではないか」と講評される増田氏
増田千次郎氏
 

畑野町町長の小田初太郎氏よりご挨拶


閉塾式にも地元からの多数のご来賓があり、代表して畑野町町長の小田初太郎氏よりご挨拶がありました。
「木造建築文化は非常に重要であり、今後の佐渡の発展のためにも、まさに佐渡職人塾は、大きな役割を果たしていくであろう。その意味でも受講生の方々の今回の講習会の修了は大変喜ばしいことである。」と挨拶される小田初太郎町長

小田初太郎町長
 
修了書授与式


その後、佐渡職人塾副塾長の藤沢好一氏より、受講生一人一人に修了書が渡されました。
修了書を授与される藤澤副塾長と、修了書を受け取る受講生。
 
受講生のご挨拶


受講生を代表して以下の5名の方々が、参加しての弁を語りました。
「今回の職人塾では、職人の技術の高さを知ることができ、自分達が良い職人を育てていかなくてはいけないと痛感するようになった。」と語る、青森の野呂拓也さん。
野呂拓也さん
 

「難しい継ぎ手を作ることも覚え、他の皆さんともトランプゲームをしたりして仲良くなれて、貴重な体験だった。」と語る、これまで技能五輪に参加されたこともある埼玉の鈴木隆也さん。

鈴木隆也さん
 

「5日間が非常に短かった。いろんな人と知り合いになれたのが、自分の宝物になった。」と語る、地元佐渡の大工の渡辺直紀さん。

渡辺直紀さん
 

「皆さん親切に教えてくださって感謝しています。」と語る、女子大生で将来大工さんになりたいという小山可南子さん。

小山可南子さん
 

「佐渡は本当にいいところである。今回は実測の方に力を入れたが、次回は木工の方にも力を入れて勉強したい。」と語る、芝浦工大大学院生の平原匡さん。

平原匡さん
 
【 藤澤好一副塾長の挨拶  】
最後に藤澤好一副塾長から


「国際技能振興財団は技能の振興を図るということで出来た財団で、技能者の養成をする機関としてものつくり大学もできたが、むしろ今回の佐渡職人塾のような地道な積み重ねの方こそが、日本の伝承技能の再生を果たす上では重要である。
昨年は財団の役員も一新し、職人さんの能力を後世に伝えるための組織造りにも、新たに取り組んでいる。その最初の本格的な事業として、地域の活性化と古い建物の再生と伝統技能の継承が実現されるような場になればとの願いから、佐渡職人塾が開講された。
日本建築センターの皆様、21世紀の佐渡躍進を図る会や大工組合の皆様、場所を提供してくださった加茂神社の皆様を始め、地元の方々のご協力には、大変感謝している。
指導の仕組みを勉強するなど、目に見えないところでも大変大きな成果が得られたと思っている。その意味でも佐渡職人塾がこれから続いていって、大きな仕組みに育っていくことを願っている。」
という主旨の挨拶があり、閉塾式は無事終了しました。
【 打ち上げ(懇親会)  】

最後に昼食も兼ねた1時間ほどの簡単な打ち上げが行われました。21世紀の佐渡躍進を図る会会長の渡辺庚二氏より今回の佐渡職人塾修了に対してのご祝辞をいただきました。その後、藤澤好一副塾長の乾杯の音頭で、乾杯をし、歓談をした後、みなさん別れを惜しみつつも、再会を互いに誓い合い、5日間の職人塾が無事終わりました。

第4日目
3月25日(月)
はじめに